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工場長日誌

NSF250Rの話

来年から2サイクル125がメジャーレースから姿を消す。
世界GP、全日本共に最小排気量クラスは4サイクル250となる。
その前段階として、数年前からGP-MONOという形で4サイクル250レーサーが走り始めたが、そのほとんどがコンストラクターやプライベーターが製作した車両である。
来年の世界GPへ向けて、満を持してHRCが投入してきたのがNSF250R。
全日本菅生ラウンドより、国内のHRCサービスショップからNSFでの参戦がスタートした。
そして、幸運にも先日の全日本オートポリスでその車体を扱う事が出来たが、基本的構成は2サイクルRS125とほぼ同じ様に見えた。
エンジンはまったくの新型?の様に見えるが、基本CRF250をロードレース仕様に変更しただけとも取れる。
GP-MONOはCRFエンジンだがRS125にはついて行けない。
しかし、NSFはラップタイムを見てもRSに負けていないから、パワーやギヤレシオは格段に良いのだろう。
車体はRSを踏襲しているおかげか、ホイール、サスペンション、ステップなどは同じ。RSユーザーの乗り換え負担軽減も考慮している。
操安は宇川選手が担当したらしい。
今回は決勝レース直前にタイヤの問題が出たが、来年までには解決されるだろう。
すでにキットパーツも出来上がっている様で、数台のバイクに組まれていたようだ。
初期投資はスペアパーツも含め200万近くかかるがランニングコストはST600よりも安いと思う。
これからのレース入門クラスとなっていって欲しい。

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